これはわたしの体験談です。
わたしは大学生のころまでは
人前で話すのが大の苦手でした。
そのわたしが今は
人前で話すのが大好きになっています。
どうしてそんなに変わったのでしょうか?
答えは、
1万時間、人前で話し続けた結果です。
教師歴は22年ですが、
10年くらい経ったこころに
人前で話すことが得意になった
感覚があります。
1日に5時間の授業を
年間200日したと仮定します。
すると
1日5時間×200日=1000時間
1年間で1000時間です。
10年経つと
1000時間×10年=1万時間
1万時間になります。
そしてたぶん
3分の1の3年
3000時間経ったころには
人前で話すのに
それほど緊張しなくなった
感じがあります。
子どものころに
どのような経験をしてきたかで
人前で話すのが
得意か不得意かが
決まります。
子どものころに
人前で話して恥ずかしい経験をした
たくさんの人の前で失敗した
親から話がへただと言われた
親からこの子は恥ずかしがり屋だと言われた
親が厳しかった
長男や長女に生まれいい子になろうとした
などということがあると
自分は
人前で話すことが苦手だという
ように思い込んでしまい
その思い込みは
大人になっても
消えることはなかなかありません。
わたしの場合も
親からこの子は恥ずかしがり屋だと言われた
親が厳しかった
長男や長女に生まれいい子になろうとした
ということがあったので
人前で話すのが苦手で
もし人前で話すようなことがあると
顔が真っ赤になり
頭の中が真っ白になっていました。
しかし、
1万時間、人前で話すことを続けるうちに
徐々に
自分は人前で話すことが苦手だという
思い込みが消えていったのでしょう。
このように、
少しずつ
子どものころの思い込みを
変えていくことはできます。
ただ、この方法は
時間がかかることが多いです。
二番目の方法は
人前で話した時に
強烈に楽しい体験をすることです。
この強烈に楽しい体験で
小さなころの思い込みを
上書きしてしまうのです。
三番目の方法は
心理セラピーです。
これは
子どものころの
原因となった思い込みそのもの
を変えるので
短時間に根本的に解決できます。